トレードスタジアムで稼動する羅王(RAOH)が発売されてから約3週間経過したので、その戦略を評価分析したいと思う。
羅王の特徴は、スリップページを無くすために、NAVIGATORS-05(6月10日販売終了)と同じ、ブレイクアウトシステムを採用していることだ。
右の画像は、多くの自動売買システムにとって厳しかった5月の売買内訳だが、羅王は他のシステムと比較して、損失が少なかった。
トレードスタジアムの発注は、全て成り行き注文だが、Buy、ExitLong、Sell及びExitShortでAtLimitとAtStop変数を指定することにより、指値及び逆指値に近い発注が可能だ。羅王は、これらの変数を巧みに利用して、スリップページ対策を行っていると考えられる。
新規の買いポジションを持つとしよう。現値は9500円として、ある買い条件を満たし、次の足で9600円に達した時点で発注するには、Buy("買い",AtStop,9600)と記述すれば、9595(買)9600(売)の板に達した時点で発注される。よって、9600円で買いが成立する可能性が高くなり、スリップページは、発生しないと言うことだ。ただし、リポート上の売買単価は、目標単価が満足した気配値なので、板と約定値により変わる可能性がある。
次に、9700円で利確する場合は、ExitLong("利確",AtLimit,9700)とすればよい。また、9500円で損切する場合は、ExitLong("損切",AtStop,9500)とすればよい。売りの新規と決済は、買いの逆である。また、決済の代わりにドテンも行っている。
ただし、羅王のロジックはそう簡単でなく、トレイリングストップ(※)を用いて、損小利大を狙っている。
※強制決済でトレイリングストップが設定できないので。
このように、羅王はスマートな戦略と手法を実装した日経225先物自動売買システムと言える。
今後のフォワードテスト(実売買)も楽しみだが、スリップページと手数料を含めた運用結果を、サイトで公表しているのも人気の秘密なのかもしれない。
- システムの名称: 日経225先物全自動システム 羅王(49,800円は30本限定、またはミニ300枚まで)
- システムの開発者: 堂島 剛
- システムのサイト: http://nikkei225system.com/top/


