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日経225先物システムを評価する: 入門編アーカイブ

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今回は情報教材の評価から離れて、システムトレード本来の話題にしよう。

トレーディングシステムを開発・運用している経験からすれば、毎月必ず儲かるシステムは存在しないと思う。 バックテストの結果で毎月安定した収益が出せる優秀なシステムでも、それは現時点までのことであり、将来も同じように安定して利益を出せるとは限らず、多かれ少なかれドローダウンの期間は必ず訪れる。

仮に、1つのシステムで投資額の全てを運用していたとすれば、ドローダウンの期間に入ったときに、運用を続けて行くことが困難になるだろう。システムトレードの初心者は、システムトレードに対する期待値が高すぎる為に、ドローダウンが始まると直ぐに「このシステムは駄目だ」と判断してしまう。ここでシステムトレードを止めれば、損失だけが残るのが分かっていても・・・。

システムトレードは過去の相場から算出した統計であり、負けが続いた後に勝ちが続くことが多く、システムトレードは「長期間続けること」が重要である。システムトレードを続けて行く為には、如何にドローダウンの谷を小さく出来るかが鍵であり、その為には「システムのポートフォリオ化」が必要なのだ。

一般的に寄り引けシステムのように時間軸の長いシステムはリスクが高く、ザラ場システムのように時間軸の短いシステムはリスクが低いと言われている。よって、複数のザラ場自動売買システムをポートフォリオに追加してゆくことにより、以下のような効果が期待できる。

  • 一日の値動きに柔軟に対応できる。
  • 収益カーブをなだらかにて急激なドローダウンを防ぐ。
  • 資金が増えてくれば新たなシステムを追加できる。
優秀なザラ場システムを選び、複数のシステムを同時運用することは、投資に対する精神的プレッシャーを和らげ、安定した資金運用が可能になるだろう。

あなたはどこまでシステムに付き合えるリスク管理を行っているだろうか。

SystemTrader

みなさんは、指標やフィルターに何を使っていますか?

私は、MACDと○○○○○の2種類です。

最適化のために、指標とフィルターをあまり多く利用するサインが出づらくなり、かえってトレードの足かせになる可能性があり、注意が必要です。

指標とフィルターを分けて定義している方もいらっしゃると思いますが、私は、どちらかと言うとメイン指標とサブ指標という、定義です。

2つの指標の条件(シグナル)がそろったときに、エントリーやエグジットを行います。指標によるエントリーは、割とスムースに行きますが、エグジットは幾つかのルールを組み合わせて行っています。

たとえば、ドテンはどのような指標の数値の組み合わせとか・・・また、損切や利食いのタイミングは、とか・・・

とにかく、いろいろな条件を組み合わせて、自分のルールを決め、そのルールを検証してゆくと言う、地道な作業を終えて、システムトレードの準備ができたといえます。

さて、テストと検証が終了したら運用の開始です。

運用で大事なのは「途中でルール変更を行わない」ことです。少なくても、6ヶ月以上はルールを変更しないで、売買を続けないといけません。

しかし、システムは万能ではありませんので、システムトレードでも失敗することがあります。
失敗の理由はシステムトレードの壁と呼ばれるもので、十分に検証されたシステムでも、自分の意思がトレードに入り込むことで、システムの指示通りに売買できないことがあります。自分の意思が入らないようにするためにも、資金のリスク管理は必要です。
※リスク管理は日経225先物の達人化計画のデイトレとシストレの記事を参考。

十分に検証されたシステムでも、未来の値動きは予測できませんので、損失が増える場合は一旦システムトレードを中止し、システムの再構築が必要になります。

システムのテストは過去のデータを使って行います。テストデータを2つに分けるのが一般的です。たとえば、5年分の過去のデータがあれば、最初の3年分をルールの検証と調整に利用し、残りの2年分を未来に見立てて売買テストを行います。
 
テストで重要なのはシステムの安定性です。たとえ一時的に高い利益(※)が出ても損益の変動が大きければ優秀なシステムとは言えません。安定したシステムは、利益の変動も少なく、将来の市場でも有効で市場の変動に耐えられると評価されます。

いかに安定したシステムを開発するかが今後の損益に大きく影響してきます。
 
※特定の時期に特化して、好成績を出せるようにしてしまう問題は、カーブフィッティングと呼ばれています。

システムの設計は以下のような手順で行います。

1. 売買を判定させるためのルール(移動平均やオシレーターなど)の選択。

2.フィルター(ルールに加える補助的な指標でダマシを防ぐ)の実装。

たとえば、移動平均をベースにしたシステムではトレンドの転換に乗り遅れる可能性が強いのでオシレーター系の指標をフィルターを利用します。

システムはいくつか考えられますが、以下のようなシステムが一般的のようです。

デイトレード: 5分足や10分足を利用し機械的にトレードする方法。
寄り引け: 寄り付き前に成り行きで注文し、大引けで返済する方法。
オーバーナイト: 寄り引けとは逆に、大引けで注文を出し、よく営業日の寄り付きで返済する方法。

システムトレードとは感情の影響(裁量トレード)を排した機械的なトレードです。

個別株とは違い日経225先物はシステムトレードに適した投資方法です。その値動きはテクニカル指標を駆使すれば、かなりの勝率を上げることができます。

システムトレードはリアルタイムで更新されるチャートを利用したり売買の条件を記述したプログラムで判断したりする方法があります。
 
システムトレードは、システムの設計を行い、検証と調整を繰り返しながら構築してゆきます。その結果、トータルで利益の出せるシステムを完成させてゆきます。

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